シンポジウム
デジタルオンライン時代における教育の未来
— 1人1台時代のデジタルネイティブたちに向けて —
日時:2013年8月17日(土)13:00〜15:00
コーディネータの上松恵理子(本学会副会長)です。日本デジタル教科書学会では今年も年次大会においてシンポジウムを開催することになりました。
今、教科書・教材がどんどんとデジタル化しつつあります。教室環境が常にデジタルオンラインになると、膨大な情報を簡単に検索することができるようになります。一方で学習者もオンラインとオフラインを使い分けるデジタルネイティブとなってきたため、デジタル端末を簡単に使いこなすことができ、これまでの教育方法が変化を余儀なくされています。このような時代に私たち教育が果たすべき方法と役割について議論していきたいと思います。
今年も素晴らしい登壇者を迎え、有意義な議論を重ねていく中で、新たな提言を出すことができたらと思います。関心のある方は、ぜひシンポジウムにご参加ください。
登壇者(五十音順)
趙章恩(東京大学情報学環交流研究員、ITジャーナリスト)
東京大学大学院学際情報学交流研究員
ITジャーナリスト
KDDI総研 特別研究員
NPOアジアITビジネス研究会顧問
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学
東京大学 社会情報学修士
韓日政府機関のICT分野委託調査、韓国IT視察コーディネートを行っている「J&J NETWORK」の共同代表。韓国IT情報専門家として、数々の講演やセミナー、フォーラムに講師として参加している。
連載
日経ビジネス 日本と韓国の交差点
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100818/215834/
日経パソコン Korea on the web
http://pc.nikkeibp.co.jp/pc/column/cho/index.html
日経デジタルヘルスケアオンライン 趙章恩の「韓国スマートヘルスケア最前線」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/dho/20110822/281390/
日経エレクトロニクス、デジタルコンテンツ白書(デジタルコンテンツ協会)、リセマム「韓国の教育とICT」など多数寄稿
論文・学会発表
- 「スマートフォン普及期における日韓の情報化政策比較 」東京大学大学院情報学環紀要 情報学研究2012年10月No.83
- 「日韓のスマートフォン普及差異比較研究 ―イノベーション政策を事例に―」2012年社会情報学会大会研究発表優秀賞
- 「イノベーションとネットワークの外部性―韓国モバイルインターネット活性化政策を事例に―」2011年日本社会情報学会(JASI&JSIS)合同研究大会研究発表優秀賞
- 「ネットワーク高度化によるモバイル産業構造変化分析―韓国スマートフォン・プラットフォーム戦略を中心に―」2010年日本社会情報学会(JASI&JSIS)合同研究大会研究発表優秀賞
藤川大祐(千葉大学教育学部教授)
1965年東京生まれ、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。金城学院大学助教授、千葉大学准教授等を経て、2010年より現職。メディアリテラシーをはじめ、数学、ディベート、キャリア教育等、さまざまな分野の新しい授業づくりに取り組む。NPO法人企業教育研究会理事長、NPO法人全国教室ディベート連盟理事長等をつとめる。
主な著書として『学校・家庭でできるメディアリテラシー教育』(金子書房)、『いじめで子どもが壊れる前に』(角川学芸出版)、『教科書を飛び出した数学』(丸善出版、近刊)等がある。
桃井隆良(ルネサンス高等学校校長)
東京都立大学(現首都大学東京)人文学部教育学科、理学部生物学科を卒業。
ネット社会人教育、通信カラオケ、デジタル衛星放送、ブロードバンド等の新規事業に一貫して従事。
その後日本の教育の改革を志し、2006年4月に株式会社立のルネサンス高等学校を開校し、運営会社のルネサンス・アカデミー㈱代表取締役社長を務める。
また、現在は ルネサンス高等学校の校長も兼任する。
米田謙三(羽衣学園中学校・高等学校教諭)
1968年生まれ
神戸大学教育学部卒業、現在、大阪私立羽衣学園中・高等学校勤務
英語・情報・地歴公民 教諭
専門分野
・ICTを活用した効果的な教育指導
・情報教育における国際理解教育の実践
・国内/国外 異年齢交流活動、恊働学習(小中高大/機関・産学連携など)
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟 国際教育専門委員会 前委員
公益社団法人英語検定協会 講師
公益社団法人国際文化フォーラム アドバイザリースタッフ
APEC ICTモデルスクール指導・担当 H24年 韓国慶州派遣など
平成19年度〜21年度 文部科学省委託事業 先導的教育情報化推進プログラム 調査研究協力会議委員
大阪府高等学校情報科研究会 幹事
大阪私学教育情報化研究会 副会長
一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構 啓発・教育プログラム委員
高校英語デジタル教科書 監修
コーディネータ
上松恵理子(武蔵野学院大学准教授、本学会副会長)
新潟大学大学院人文科学研究科情報文化専攻修士課程修了
新潟大学大学院現代社会文化研究科後期博士課程修了
博士(教育学)
現在、武蔵野学院大学 国際コミュニケーション学部 准教授
国際大学GLOCOM客員研究員
実践女子大学非常勤講師、新潟中央短期大学非常勤講師
大学ICT推進協議会(AXIES)オブザーバー
アジア太平洋メディア情報リテラシー教育センター(AMILEC)理事
(Asia pacific media information literacy education center)
BBAブロードバンド推進協議会ICT教育WGリーダー
日本デジタル教科書学会副会長/理事
- 2004 年、次世代学術学会国際学会において「次世代における新たなケータイリテラシー概念の提案」発表、論文誌掲載。同年、Educational Media in SchoolsにおいてMedia Literacy Education in Japanese Language Textbooks発表。2010年、Analyzing Survey Results for Media Usage of Japanese High School Students国際学会発表、国際ジャーナル掲載。同年、単著『読むことを変える―新リテラシー時代の読解―』出版。2012年、共著『ケータイ社会論』「子ども・学校・ケータイ」「メディア・リテラシーの概念(コラム)」出版。同年、共著『国連ユネスコ世界のメディア教育政策(Mapping Media Education Policies in the World: Visions,Programmes and Challenges http://www.unaoc.org/)、2-2』翻訳。同年、The International Clearinghouse on Children, Youth and MediaにNewsletter「Keitai Novel Literacy in Japan」掲載。
- 2012年~2014年度、科学研究補助金(基盤研究(c))(課題番号:24530945)『デジタル教科書を使った授業における「新リテラシーの研究」』採択。