日本デジタル教科書学会第5回年次大会(京都大会)お礼

日本デジタル教科書学会第5回年次大会(京都大会)お礼

京都産業大学むすびわざ館で開催されました日本デジタル教科書学会 第5回年次大会(京都大会)は全日程が無事に終了いたしました。また、地元の関心も高く、開催翌日の月曜日には京都新聞社朝刊に写真入りの記事で報道がありました。
ご参会くださいました皆様、賛助いただいた16社の企業および開催援助を頂いた京都産業大学、スタッフの皆様をはじめ、応援くださいました全ての皆様に心より御礼申し上げます。
参加者数は、実数で208名でした。のべ人数だと300名を超えました。このように多くの方々が大会を通して学び、交流することができました。
東北学院大学の稲垣忠先生、元Google副社長の村上憲郎氏による2本の基調講演、韓国の曺 圭福氏の特別講演、京都府警察本部サイバー犯罪対策課 担当係長および(株)ラックの七条麻衣子氏からの特別セミナーと素晴らしいご講演をいただくことができました。
研究発表は、49本ありました。優れた課題・実践・研究・ポスター発表が行われました。内容は今年も近日にオープンアクセスで公開予定です。
4本のワークショップも素晴らしいものでした。思考ツールワークショップでは(株)ロイロノート社長の杉山浩二様、kangaroo開発者である(株)エレファンキューブの三浦学様から、体験を通して楽しくツールの有用性を教えていただきました。杉本真樹先生のVRワークショップは、内容とプレゼン力が圧巻!大評判でした。プログラミングの第一人者である阿部和広先生によるプログラミングワークショップは、Pyonkyやラズベリーパイを用いて、プログラミングの楽しさ溢れる内容でした。住之江修さんによるキーノートを用いた教材作成ワークショップは、圧倒されるコンテンツで、充実した内容でした。
そして、今回新たな試みとして、若手の実践者や研究者を発掘し、その活動を後押しすることを目的として若手優秀賞と若手奨励賞を設けました。若手を表彰する制度を設け、若手優秀賞には佐藤和紀さん、若手奨励賞には板垣翔大さん、町村竜平さんおよび比留川愛梨さんが表彰対象となりました。舟盛り、京の地酒およびクラフトビール、有名店のコーヒーサービス等を取りそろえた手作りの懇親会にも80名を越える参加を頂きました。加えて参加者にも懇親会運営をお手伝い頂きありがとうございました。また、定例総会も滞りなく行われました。理事に新メンバーも加わり、さらに充実した運営体制になります。
さて、来年度は、皆さんの要望が強かった東京大会となりました。会場は、第一回と同じ、青山学院大学です。さらに大規模な大会になると思います。しっかりと準備をして盛大に執り行いますので、どうぞ楽しみになさってください。
今後とも日本デジタル教科書学会をよろしくお願いいたします。

 

日本デジタル教科書学会 会長 片山敏郎
第5回年次大会(京都大会)大会実行委員長 上田昌史