日本デジタル教科書学会共催「デジタル・シティズンシップ研修会」

GIGAスクール時代におけるデジタル・シティズンシップの共通理解を目指して
~ICTの善き使い手を育てる伴走者として~

趣旨

今、欧米を中心に世界では「デジタル・シティズンシップ」という新しい教育の運動が広がっています。このデジタル・シティズンシップには,ソーシャル・メディア時代の新しい情報教育として非常に重要な指摘が含まれています。ネット上での行動は記録され永続的に残り続けることがあります。私たちは,個人情報のみならず管理する情報全ての未来に渡る影響を意識して行動する必要があります。また,ネットを介したコミュニケーションでは,積極的に安全に倫理観を持って行動する能力が求められています。また,創造者として知的財産を使用,共有する権利を態度で示せることやプライバシー管理のスキルをもここでは求められています。

日本では,情報社会で適切な活動を行うための基となる考え方と態度を学ぶ教育として,「情報モラル教育」が広く普及しています。しかし,現行の情報モラルは,危険が多いネットワークやICTの利活用を規制し,知的創造力の育成を阻害している,という課題が指摘されています。デジタル・シティズンシップでは,ICTの活用を前提とし,行動規範をそのまま教えるのではなく,善し悪しを自ら考える力を身につけさせることを原則としています。これらは,現行の情報モラル教育に決定的に欠けている視点でもあります。

このようなことから,従来の情報モラル教育との違いも踏まえ、一人一台時代の善き使い手になるためには、学校はどのようなことに留意し、指導すればよいかについて研修を実施します。

主催

沖縄県マルチメディア教育研究会

共催

日本デジタル教科書学会・西原町教育委員会

後援

沖縄県教育委員会・九州ICT教育支援協議会

期日

令和4年7月16日(土) 14:00 〜 16:30(入室13:45)

会場

西原町役場3F会議室(沖縄県中頭郡西原町与那城140ー1)

日程・内容

開会行事(14:00~14:10)

・開会挨拶

・会長挨拶

・共催挨拶

実践者講演(14:10~15:10)

 講師:名古屋市立大坪小学校 林 一真 先生

パネルディスカッション(15:25~16:20)

 コーディネーター:国際大学GLOCOM 主幹研究員 / 准教授 豊福 晋平 先生

閉会行事

・閉会挨拶

参加申込み方法・問い合わせ先

添付の開催要項をご覧ください。